CORPORATE
会社概要
社長メッセージ
平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2023年度の日本株の外国人保有比率は31.8%と過去最高を更新しました。2024年6月総会で株主提案を受けた企業数は91社とこちらも過去最高を記録し、日本市場に参入したアクティビストは5年前から倍増しています。さらに、持ち合い株式の解消によって安定株主基盤が消失する中で、同意なき買収提案も急増しています。
今後も、この流れは加速すると見込まれます。金融庁が資産運用立国宣言を、東証が資本効率改善を、経産省がM&Aのルール整備を、それぞれ得意分野に軸足を置きながら三位一体となって進める中、外国人株主による日本企業への改革期待は強まっており、当社の東京・ニューヨークの両拠点には連日連夜、グローバルな年金基金やヘッジファンド等から日本企業に対しての要望が寄せられています。
アイ・アール ジャパンは、こうした株式市場からの期待・外圧を、お客様である上場企業の持続的成長につなげるための支援役を担っております。
当社が掲げる「Power of Equity(株式議決権の力)」という概念は、変化に対応した者だけが生き残る資本市場の本質を示すキーワードです。日本の上場企業は、有象無象の買収マネーが入り乱れる経営支配権市場に身を置きながら、株主の実相や狙いを適宜に汲み取り、外圧を成長に変える覚悟を問われています。
当社の強みは、「独立系アドバイザー」として金融コミュニティの深層に深く入り込んで自ら情報を収集できる点にあります。今後、日本では、銀行・証券・信託・資産運用・買収ファンドなど、金融ビジネスの更なる伸長が見込まれますが、それらの取引が巨大化して利害が輻輳するほど、アイ・アール ジャパンが株主議決権とM&Aという領域において、独立系アドバイザーとして上場企業に寄り添える強みも生きて参ります。
より一層のご支援・ご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社アイ・アール ジャパン
代表取締役社長
北村 雄一郎